AutoCAD LTを使った等角図における相貫線の作図方法
- 3DCADなら自動的に描けてしまう相貫線も、AutoCAD LTだと難しいですよね。 機能は限られているものの、LTでも3次元座標は扱えますので利用してしまいましょう。 UCSや3Dビューなど、2次元製図ではあまりなじみの無い機能を使いますが、この機会に是非マスターしてください。 それでは、直径100mm・高さ300mmと直径70mm・高さ300mmの2つの円柱が、互いの重心位置で直交する相貫体における相貫線の作図手順を紹介します。

STEP1
- 相貫体を2Dで作図(このとき相貫線は描かない)
- 新規図面を作成
- 表示>3Dビュー>南東等角図
- 作成>円>中心、半径>円の中心点を指定 または [2 点(2P)/3 点(3P)/接、接、半(T)]: 0,0,-150<Enter> 円の半径を指定 または [直径(D)]:50<Enter>
- 描いた円を選択>修正>オブジェクトプロパティ管理>厚さ:300に変更
- ツール>直交投影UCS>正面図
- 作成>円>中心、半径>円の中心点を指定 または [2 点(2P)/3 点(3P)/接、接、半(T)]: 0,0,-150<Enter> 円の半径を指定 または [直径(D)]:35<Enter>
- 描いた円を選択>修正>オブジェクトプロパティ管理>厚さ:300に変更

STEP2
- 直径70mmの円柱の軸を作成 作成>線分>1 点目を指定:0,0,-150<Enter> 次の点を指定 または [元に戻す(U)]:0,0,150<Enter>
- ツール>UCS>ワールド
- 相貫線を描く範囲を拡大表示する
- 形式>画層管理>新規作成:画層1を追加(分かりやすいように線の色を赤色などに変更する)
- 以降は追加した画層1で作業する
- 「極」「OSNAP」のボタンをOFFにする
- 表示>256色エッジ表示、またはシェーディング>フラットシェーディングエッジ表示(AutoCADのバージョンによって異なる)
- ツール>UCS>ビュー

STEP3
- 作成>スプライン>1 点目を指定 または [オブジェクト(O)]: 2つの円柱の境界線をつなぎ滑らかな曲線を描く
- 描いたスプラインと9.で描いた円柱の軸を選択>編集>コピー
- 編集>貼り付け:2Dで作図した相貫体の図面に貼り付ける
- 貼り付けたオブジェクトのZ値を0にする
- 貼り付けたオブジェクトを等角図用に拡大
- 修正>移動>オブジェクトを選択:貼り付けたスプラインを選択<Enter> <基点を移動距離として使用>:基点を指定 または [移動距離(D)] <移動距離>:貼り付けた軸の端点を指示 目的点を指定 または<基点を移動距離として使用>:既に描いてある直径70mmの楕円の中心を指示
- 貼り付けたスプラインの両端を既に描いてある円柱に合わせて調整
- 不要な線分をトリム
- 4.5.の作業はアイソメツールバーを使うと便利です。 AutoCAD LTでの作図方法については、「35度楕円分度器作成手順」のページも参考にしてください。




