長さ寸法の基本単位

寸法スタイル 基本単位 長さ寸法 AutoCAD

前回記事では角度寸法の設定について書きました。角度寸法を正しく表示させる為の設定
長さの寸法数値の表現に関しては、基本単位の設定をすることにより、さらに細かな表現方法が選択できます。

寸法スタイル 基本単位

 

下図は全く同一の三角形状に寸法スタイルの基本単位の設定を切り替えて記入したものです。

寸法スタイル 基本単位

 

精度

表示される数値そのものの桁数ではなく、寸法値が内部的に持つ小数点以下の桁数です。機械図面など、小数点以下の細かな寸法表示が必要な場合は「0.00~0.0000」の範囲に設定しておきます。建築・土木分野で作成される大きな尺度の図面のように、小数点以下表示を全く必要としない場合には「0」にします。

作図された形状が正確に描かれていない場合なども意図的に「0」に設定したほうが良いこともあります。例えば他のCADから書き出されたDXFデータを読み込むと、0.1mmの誤差があるような場合には、その誤差を吸収しキリのいい寸法値で表示してくれます。

十進数の区切り

デフォルトでは ,(カンマ)になっているので、.(ピリオド)に変更します。

丸め

寸法値として表示する際の丸めです。

  • 「10」に設定すると、整数一桁部分を四捨五入して10mm単位で表示します。
  • 「0.05」に設定すると、小数点以下3桁を二捨三入します。但し[精度]を「0.00以下」に設定しておかないと意味がありません。

0省略表記ー末尾

小数点以下の末尾の表示/非表示をコントロールします。チェックをしない状態では、[精度]で設定されている桁数まで0(ゼロ)が末尾に並びます。

 

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